今、上田創造館でやっている原田泰治の世界展に行ってきました。

これは、新上田市発足3年目の記念として開催されている物です。
諏訪の原田泰治美術館でも見られない絵も含めて80点の原画が展示されています。
原田さん(敢えて先生ではなく、こう呼ばせて貰います)の絵は、ほのぼのとしていてとても癒されます。
パースが崩れていたりして、一見へたくそ?(失礼)と思っても、すぐにそれも計算で、わざとそう描いていると解るのです。
ほのぼのとした絵なのに、よく見るととても細かいところまで描いてあって、やはり実物を間近で見ないと解らない部分があるというのを改めて感じました。
雪景色や雲、水、たき火の煙など、微妙なものの表現力は流石です。
子供達は、すぐに飽きて帰りたいと言ってましたが、それは仕方がないことだと思います。
自分も子供だったら、強制的に見ろと言われても嫌なだけでしょうから。
このイベントに合わせて、別所線の車両と上田駅近くの上田ガスのガスホルダーに原田泰治さんデザインのラッピングを施したので今度はそちらも見に行かなければ。
ガスホルダーは、以前は、故石ノ森章太郎氏が上田マルチメディアセンターのオリジナルキャラクターとしてデザインした、SARUTOBi(さるとび)くん、Dr.タヌキオヤジなどが描かれていたのですが、今回、原田氏のデザインに変更されました。
できれば、以前のものも残して欲しかったのですが、例えば、南側に石ノ森氏、北側は原田氏と言うようには出来なかったのでしょうか。(石ノ森プロとの契約がどのようになっていたのかは知りませんが、普段見ることが出来ないキャラクターなのでもったいないような・・・)