友人の家にアシナガバチが巣を作ったので、捕って欲しいと依頼がありました。
早速、行ってみると、ベランダの横の小屋根の下と、車庫の天井に一つずつありました。
殺虫剤を使うと、巣の中の蜂の子が汚染されてしまう気がするので、今回は、殺虫剤成分が含まれない、「氷殺ジェット(飛ぶ虫用)」というのを使いましす。
地蜂(黒スズメバチ)を捕るときは、専用の煙幕を使いますが、アシナガバチはそれほど大げさにしなくても大丈夫なので、手軽な方法をとりました。
昨年、ユーザーが使用方法を間違えた為に事故が起き、販売中止になったものです。
製品が悪いわけではないのに残念。と思っていたら、ホームセンターにまた並んでいたので、無事復活したようです。
スプレー商品ですから、火気に近づけてはいけないのは基本なので、基本を守れば、殺虫剤成分が入っていない分、他の殺虫剤より安全だと思うのですが。
さて、まずは車庫に作られた方から。

脚立に上って、出来るだけ近い位置から、氷殺ジェットを吹き付けます。
群がっている成虫たちは、ほとんど一斉に飛び立ち、何処かへ逃げていきました。でも二匹だけ巣の上の陰に隠れて、巣から離れようとしないので、更に、上の方にも吹き付けます。
すると、マイナス40度の超低温で動けなくなって下に落ちていきました。
成虫が居なくなった巣は、手で捕って完了。

次はベランダの横。
まず、ベランダの柵を乗り越え、屋根の上に。
こちらの方が小さめの巣です。でも足場が良くないので、逃げるのはむずかしそうです。

ちょっと危険な感じですが、アシナガバチはそれほど攻撃性は強くないので、意を決して、氷殺ジェットを噴射!。
全ての成虫たちが一斉に飛び立ち、どこかへ飛んでいきました。が、その中の一匹だけ、反転してこちらに向かってきます。慌てて、それに向かって、噴射すると、逃げていきました。
こちらも無事捕ることが出来ました。

車庫はともかく、ベランダの横は、洗濯物を干してある近くなので、洗濯物の中に入り込んで、知らずに着たときに刺される事もあるので、取っておいた方が良いでしょうね。(小さな子供もいるし)
この家の畑で採れたレタスと、キュウリと、缶ビールをお土産に貰って、帰宅しました。