2008年7月13日日曜日

クワガタ、カブトムシ

毎年、夏になると、子供達がクワガタやカブトムシを捕りに行きたいと騒ぎ出します。
家の近くの神社に大きなクヌギの木があります。
神社といっても小さな社があるだけで、社務所はずっと離れた所にあり、この地区の公民館として借りていて、普段は無人です。僕が子供の頃、学校の帰りによくカブトムシなどを捕ったところです。
その頃は、直径2m程のクヌギの木が2本あって、その他にも、直径数十cmのクヌギの木が何本かありました。昔は昼間でもおおきなカブトムシなどが捕れたのですが、今は、大きなクヌギの木は1本しか無くなり、昼間は、カナブンくらいしか捕れなくなってしまいました。
神社のすぐ隣は墓地になっています。おかげで、昼間は良いのですが、夜は怖いと言って、付き合わされる事になります。
というわけで、今日も、暗くなるのを待って、行ってみました。
墓地の中を通って行くのが近道なので、墓地を通過します。
やはり真っ暗な夜の墓地は、あまり気持ちの良いものではありません。
神社に着き、目当てのクヌギの木の幹を懐中電灯で照らすと、黒い虫が数十匹、樹液の染み出ている近くに張り付いています。
でも、その虫たちのほとんどは、ゴキブリです。
ゴキブリの他は、カナブンが数匹、ウスバカゲロウの成虫が2匹、蛾が数匹いました。
お目当てのクワガタやカブトムシはというと、体長4cm程の小さなノコギリクワガタが一匹いたので、採ろうとしたら、下に落ちてしまい、見失ってしまいました。
その他は、体長2.5cmくらいと、3cmくらいのコクワガタが2匹いたので、とりあえず捕まえてみました。
他にはいそうもないので、帰ることにして神社を後にします。
帰る途中、墓地の中のクヌギの木を見てみると、少し上の方に樹液が出ていると事があり、そこに虫が集まっていました。やはりここも、ゴキブリが多いのですが、コクワガタも一匹いました。それを捕まえようとしたとき、どこからか、ブーンという羽音をたてて何かが飛んできて、木の周りを旋回し始めました。
羽音から、たぶんカブトムシだろうと思い、飛んでいる所を網で捕まえました。
案の定、カブトムシの雄でした。
でも、このカブトムシ、体全体も小さめで、なにより、角がやけに小さいのです。
カブトムシの角は、幼虫の時摂取する栄養によって、大きさが決まると、以前テレビで見ました。
ここ数年、またカブトムシを捕るようになって、このような、角が小さいカブトムシをよく見るようになりました。
やはり、山が手入れされなくなり、良質な腐葉土が出来なくなっているのでしょうか。
それとも、なにか別の原因があるのでしょうか。
そういえば、ノコギリクワガタの雄のハサミも小さいのをよく見かけるようになりました。
クワガタは朽ち木を食べて成長するので、腐葉土は関係ないはずです。
環境ホルモンの影響でワニの生殖器が発達しないという事も聞きました。
酸性雨とか、黄砂に付着してやってくる、化学物質などの影響があるのでしょうか。
もしそうだとすると、とても恐ろしいことになります。
もしかしたら、虫たちは、我々人間に警鐘を鳴らしているのかもしれません。

0 件のコメント: